自動券売機による軟券は収集対象ではありませんでしたが、少しは残っています。しかし、 当時のキレート式と呼ばれる印刷方式(感熱式ではない)による理由から、大半は 年月を経て印刷がすっかり消滅してしまいました。奇跡的?に印字が消えずに残っている ものを発見したため、紹介します。
これが当時の印刷方式による自動券売機券の末路です。主要部は跡形もなく消え去りました。 「小」は赤色にする必要があり 印刷方式が違うのか、鮮明に残っています。日付も残っているため、当時のものであることが わかります。収集当時は、好きではなかった券売機券ですが、このように変わり果てた姿に接し、 謹んで合掌するものであります。
この2枚が、私の手元においては奇跡的?に印字の残ったものです。先程とは逆に、「小」が、かすれていますが、 最初からだったような気もします。消えたものと比べ、券紙の色がかなり違うのは、おそらく 印刷方式が異なるのでしょう。それが、印字が残った理由かと思われます。