大人専用券?


大人用の券というのは実は大人/小児兼用であり、小児断線を切られなければ大人用として使われた 訳ですが、小児断線の無い、「大人専用券」もありました。乏しい収集品の中から、少し紹介します。


○ムのマークがあるのは簡易委託駅で、ここで売られていた切符には小児断線がありません でした。推測ですが、小児断線を切り取ったり、残った券片の処理などは簡易委託の業務に 含まれておらず、そのため大人用と小児用の券がはっきりと分けられていたのかもしれません。

しかし、○ムの駅の切符でも、小児断線のある物もありました。



発行駅が違っており、券面上の発駅は簡易委託駅でも、これを発行した駅では切り取りやその後の 処理を行う、ということでしょうか・・・




小児専用の入場券がある場合、大人用・小児用は上のようなものでしたが、大人専用の 入場券もありました。



切符下部の、出札窓口を表す番号が違っているので、小児券と同じ番号ならどうなるのか、 気になるところですが、年月を経て、当時の記憶はすっかり消えてしまいました。


これも小児断線がありませんが、実は何のことは無い、寝台料金に小児金額の設定が無い だけのことです。
ちなみにこの切符は、普通列車の寝台券で、この列車はのちに「南紀」 さらに「はやたま」の愛称が付けられるのですが、名無しの間、列車番号で表現されていたのですね。


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